友だちが「信じられないくらいいい」レストランの話をしてくれる。同僚が本屋さんの名前を走り書きしてくれる。ブログ記事に近所のカフェが載っている。覚えていられる、と思っていても——3週間後にその界隈を歩いていると、名前がどうしても出てきません。
結論から言うと:お気に入りの場所をメモするのに最適なのは、その場所を地図上の位置と結びつけ、「なぜメモしたのか」を教えてくれるタグを付けられるツールです。地図のない住所は、二度と開かないリストの1行になってしまいます。
いつもの方法がうまくいかない理由
スクリーンショット。いちばんよくある反射です。WhatsAppやInstagramでお店を教えてもらったら、とりあえずスクショ。問題は、写真アプリには場所での検索も地図もリマインダーもないこと。スクリーンショットは旅行の写真の下へ沈んでいき、二度と浮かび上がってきません。
スマホのメモアプリ。何もしないよりはましです。少なくとも、すべてが一か所にまとまります。でも、位置のない名前のリストは、現地にいるその日に助けてくれません。街を歩きながらメモアプリを開き直すことはなくても——自分の地図なら、開きます。
Google マップのお気に入り。いちばん普及している方法で、ある程度までは機能します。ただ、Google マップのリストはすぐに何もかも混ざってしまいます。星は増えていくのに、なぜその場所を保存したのかは思い出せず、分類の自由度も限られたまま。しかも保存した場所は広告のエコシステムに取り込まれます——気にしない人もいますが、知っておく価値はあります。
チャットの履歴。「あとで見るから」とWhatsAppに残しておくのは、失くすのと同じです。メッセージアプリの検索は会話を見つけるためのもので、住所を見つけるためのものではありません。
地図の上のアドレス帳で変わること
地図型のアドレス帳は、上のどの方法にもできない3つのことを同時にやってのけます。
- どの場所にも位置がある。名前を思い出すのではなく、地図を眺めれば見つかります。その界隈を訪れた日、場所は目の前にあります。
- どの場所にも文脈がある。「ブランチ」「記念日」「行きたい」のようなタグが、なぜメモしたのか、どんな場面で役立つのかを思い出させてくれます。死んだリストと、生きたアドレス帳の違いです。
- すべてが一か所に。友だちのおすすめも、ブログで見つけたお店も、旅先での発見も。1枚の地図に集まり、都市・国・タグで絞り込めます。
どんなツールがある?
この仕事をこなせるアプリはいくつかあります。友だちと地図を見せ合えるソーシャル型の場所アプリなら、タグ付きで場所をピン留めして、お互いのおすすめを追いかけられます。Google My Mapsではカスタム地図を作れますが、毎日のアドレス帳というより単発の用途向けです。SPOTSMINDERは別の路線を走っています。インストール不要のウェブアプリ(ホーム画面に追加すればアプリのように使えます)で、シンプルさとプライバシーに徹する選択をしました——広告トラッカーなし、データはスイスでホスティング、場所はデフォルトで非公開。地図はオフラインでも見られるので、旅先でも頼りになります。
どれを選ぶかは、何をしたいか次第です。友だちとつながるソーシャルな体験か、単発の準備ツール(My Maps)か、それとも軽くてトラッキングのない自分だけのアドレス帳(SPOTSMINDER)か。
習慣にするコツ
ツールがすべてではありません。大事なのは反射のほうです。うまくいくルールはひとつ、教えてもらったその場でメモすること。「今夜」でも「今週末」でもなく。30秒あれば十分です。名前、都市、タグひとつ——位置は自動で見つかります。
あとは、地図に働いてもらいましょう。リストを読み返す必要はありません。次にどこかの界隈で「お昼はどこにしよう」と思ったら地図を開いてタグで絞り込むだけで、半年前のおすすめが、ちょうどいいタイミングでよみがえります。
まとめ
おすすめが埋もれてしまうのは、別の目的のために作られたツール(メッセージアプリ、写真、メモ)に書き留めているから。SPOTSMINDERのような地図の上のアドレス帳なら、場所に位置と文脈が加わり、もう一度出番がやって来ます。最高のツールとは、実際に開くツールのこと。シンプルさを優先しましょう。